本日は週末前で商品入荷を楽しみにされていた方も多いと思いますが、ブログでの紹介は明日以降となります
しっかり商品の方は入荷はしておりますので明日御来店予定の方、ご心配なくです
本日は店長スギの古着講座となります
『N-1 ジャケット』続編です。
前回が大分前になってしまったので、もう一度復習の意もこめて前半は前回の講座となります。

なんでN-1かと言いますと
昨今では非常に稀な事で
一つの店に同じN-1でも3パターン(3モデル)の実物が揃ったんです
※残念ながら、ネイビーはありません
それでは、久々授業開始ッス
3パターン??N-1??
大丈夫です
一つ一つ順を追っていきます
まず、N-1と呼ばれるこのジャケットは同素材のトラウザース(パンツ)とセットで第二次世界大戦(1939年〜1945年)から朝鮮戦争(1950年〜1953年)にかけ米海軍の艦艇乗員用のデッキJKTです。
表素材には他のデッキジャケットと同様で通称"Jungle Cloth"と呼ばれるコットングログランが使用されています。

細かな畝が特徴で非常に動きやすく頑丈な生地です。
現代ではこの生地感こそが渋さ、男臭さを醸し出している最大の要因ではないでしょうか?!
裏地には遮風性と保温性に優れたアルパカモヘア(南米のラクダ科の動物)・ウールパイルを使用しています。

バイカーの方、もしくはバイカースタイルの方に好まれる要因にこの防寒性の高さがあります。
邪魔にならない程度の立ち襟にもしっかりボアが付き、襟を止めるストラップも付き、遮風性も高いです。
厚手はごわついて、シルエットが悪いというイメージがありますが、実際着用すると…

ショート丈、細い身幅いにより、きれいにまとめる事が出来ます。
と、歴史的にも奥の深いN-1ですが、ファッション的にも非常に楽しむことのできるジャケットなのです
話を冒頭に戻しますが、
このN-1が3パターン(3モデル)揃った…と述べました
実はこのN-1は、写真のような色になる前、ネイビー・ブルーモデルなるものが1944年に採用されていたのです。

再度、ございません
そして、翌1945年にこれまで紹介したカーキ色のモデルが支給されました。
その変更点はカラーだけではなく、袖口の内側に縫付けられていたアルパカ・モヘアの省略、ライニング脇下と裾コード部に付いていたループの簡略化や裾コード部アイレットの大型化、脇下アイレットの位置等、顕著な違いを見せています。
※実物が入荷した時にしっかり説明します
最もわかりやすい点での変更点では背中にマーキングされていたU.S.NAVYのシルバー文字は無くなり、左胸に黒文字でU.S.Nのマーキングへと変更されています。
胸のこれですね!

と、本来N-1の説明というとここら辺でだいたい終了なんです。
しかし
このカーキ色になった後にも前期・後期とさらに分類することができるのです
ここから『後半』となります
それでは、実際どんな違いがあるのか見ていきましょう!!
@『価格』
Feeetでは前期と大きく値段が違うということはほぼありません。
コンディション、サイズ、そしてステンシルの有無によるものが値段の高低を決める大半の要因となります。
A『サイズ』
これからN-1を探そうかなという方には耳よりな情報の一つとして頂けるのではないでしょうか。
今回は前期、後期共にサイズ表記『40』で実際に違いを見比べてみました。
まずは『前期』


多少の誤差は御了承下さい。
御覧の通り、肩幅45pとなります。


身幅55p


着丈 67p


袖丈 60p
となります。
では『後期』を見てみましょう!!


最も差があるのがこの肩幅 50p
誤差 5p


身幅58p
誤差3p


着丈67p
誤差無し


袖丈60p
誤差無し
となります。
なぜ、このように同サイズでありながら実寸が微妙に違うのか?
推測ではありますが、
このような移行時のサイズ変更等は前タイプの改良、改善していく意図を持ち作成されたという説が考えられます。
この場合、やはり肩周りの稼働を肩幅を広げることで楽にすることが目的だと思われます。
そして、もうひとつに『タグ』に書かれている
『NAVY DEPERTMENT』=『海軍省』
の文字の有無が前期・後期ではっきりと分かれている事が関係するのではという説、が挙げられます。
B『タグ』
前期

前モデルのネイビータイプより引き継がれているタグです。
復刻モデルの中では『NAVY DEPERTMENTモデル』と呼ばれれていることが調べから分かりました。
このタグを搭載したものが市場では大半を占めており、このNAVY DEPERTMENTは、陸空軍の『PROPERTY AIR FORCE U.S ARMY』と同等の意味を成すものではと推測しています。
そして陸空軍の『MILSPEC』=海軍は『CONTRACT』となります。
陸空軍のフライトJKTでは黒タグから白タグへの変更を境に『PROPERTY AIR FORCE U.S ARMY』の記載がほぼなくなっています。およそ黒タグから白タグへ変更されるのが、60年代とされています。
海軍では『G-1』と呼ばれるフライトJKTが米軍のベトナム撤退が進む70年代頃に白タグへと変更されていっています。
しかし、N-1はおよそ50年代前半の朝鮮戦争終焉程度までとされています。
では一体これは何なんだ?と…
実際、N-1は50年代〜60年代には『A-2』と呼ばれるODカラーのJKTへ移行されていきます。
それまでのどこかで変更されたモデルという事しか、現時点ではわかりません。
『後期タグ』

Cステンシル
最も簡単に見分ける方法の一つとして胸の『USN』のステンシルが挙げられます。


御覧の通り、USNの間のドットの有無『USN』と『U.S.N』。
ドットありが前期、無しが『後期』とされています。
Dラストは『ZIPPER』です。

前期はコノ字留めタロン仕様に対し

後期は楕円型タロン仕様となります。
以上となります。
このように微妙な違いが全体的に見られます。
非常に奥深さを感じながらも、まだまだ一貫性に通じるものが感じられない点は、私自身知らない事がおおいんだなぁと、このブログを書きながら思っております。
さて、今日は長々とお付き合い頂きありがとうございました。
それでは、明日は入荷情報となりますのでお楽しみください。










































































































































































